最近の雑感
- 2005.03.02
- エッセイ
最近さ~、寒いよね~。なんか暖かくならないかな~。寒くて、外に出ないで陽にも当たれないと考えることって、ロシア文学に近くなるのかな~。神経症に最も近い文学だよな~、ロシア文学って。そんで、この頃よく考えてることってさ~。赤ん坊で、生まれた時って、何も選べないんだな~ってことなんだけど。言ってみれば当たり前のことなんだけど、でも名前ってのも、親に勝手に付けられてしまうんだよ~。「名前をつけることで、繰り返し殺される!」ってことか~。そんでさ、「国籍」も選べないでしょ。生まれて来る所も選べない。本当の「自分」ってものが、あると仮定すると、すべての後付けのものを取っ払った状態なわけだから、そんな瞬間っていうのは一生のうちに何秒もないじゃん!、それを求めようとするとぶっ飛んだ状態で、すべて忘れる瞬間っていうのを求めるしかないんだよな~。心の底には、「後付け」のラベルがいっぱい澱んでるんだから。人間の「飛びたい欲」ってのは、案外こんな所から来るのかも。「自分を忘れたい」の「自分」って、自分で選んでねえんだよ~、っていうことかな。「自分の人生は、自分で選んでいる、開拓した」みたいな、ポジティブなのは、どうなのかな~?10代の頃は信じられたけど、お為ごかし(初めて使った!)にしか聞こえないよな~、今は。 もう少し暖かくなれば、暖かい考えも浮かんでくるかな=。