そうなんだ
- 2005.07.29
- エッセイ
しかし書く事あんまないよなぁ。
最近モチベーションが足りないと思う。
なので散歩をしてきた。そこら辺の近所を。
熱い日差しに脳みそは沸騰しながら、一つの考えに自分はとらわれていた。
俺はいったい何をしにこの町へやって来たのだろう、そしてここはどこなんだろう?
気がつくと裏路地から裏路地へとこの巨大な町の内部に入り込んでいるうちに俺は全く自分がどこを歩いているのか見当さえつかなかった。
多分昔はドブ川だった、ところへフタをして出来た、人が一人歩くのが精一杯の裏路地を熱に浮かされながら歩いて行くと、小さな小学校に着いた。朝鮮初級学校って書いてあった。
ボロボロの一輪車が立て掛けてあった。
こんなものが近所にあるなんて知らなかった。でもなんだっていうんだ、俺はどうしたいのだろう?俺は自分の事をどれだけ知っているのだろう?
俺は誰なのだろう?どうしたらここから出られるんだろう?
ますます、歩き回る事によって、異常な暑さが俺の頭をだめにしてきたようだった。
それから妙にゆがんだ道に出た、そこだけ妙に広くて、生活臭があんまりない、強い日差しが一面を支配していて、道が溶けてるみたいだった。
向こうから女性が二人、ベビーカーを押して歩いきて、そのまま道を突っ切って材木置き場のような私有地へ消えて行った。
近道なのかな、と思った。そのまま付いて行けば表通りに出られるかと思ったが、俺はそうしなかった。
さっき頭の中で思いついたメロディーを反復してるうちに、勇気が湧いてきたみたいだった。
大丈夫、、まっすぐ進んでけば、必ず表通りに着くはずなんだ。
そして、5分も経たないうちにそれは実現した、俺はいつもの見なれた風景に溶け込んで、いつもの店でアイスコーヒーにありつくことが出来たってわけ。
以上近所で遭難しかけた話でした。