昭和の終わりから平成頃の感じ
- 2021.11.23
- 社会・政治
尾崎豊がApple musicのオススメで出てきたので、聞いていたら、「あの頃」に没入してしまった!
ちょうど昭和から平成に変わる頃です。1980年の終わり頃から90年代に入る頃かな〜。
ちょうど中学を卒業するくらいから18才くらいまでの時代。その頃は尾崎豊は聞いたことがなくて、逆に親が子供の気持ちを理解するのに聞くとかいって、歌詞もストレート過ぎるし、ちょっと恥ずかしい感じだと思っていました。
しかし今聞いてみると、確かにあの頃感じていたフラストレーションや反抗心と同じだな、と感じました。反抗心の塊で、自分たちの世界だけで生きていきたい、世間に唾するみたいな態度が自然と身についていましたね。
「卒業」なんか今聞いた方がグッと来る。あの時代の空気感と、古い駅やパチンコ屋とそば屋が並ぶ昭和の街並みが蘇ってくる。
あの当時の女の子の化粧とか髪型とかもふっと蘇って来て、そういえば原付きで、隣町まで冬の寒い夜によく会いに行ってたな〜とか、はじめて一人暮らしして、彼女が泊まりに来てくれた時とかまるで「I LOVE YOU」じゃん!とか47才になって改めて感動しとります。
あの頃はもっと世の中が土臭かったというか、今でいう「昭和感」があった(まあ昭和だからしょうがないね)。
だけど平成とか21世紀まであと十年とか、新しい空気もあったかな。
よく居酒屋や、行ったことのない街のスナックに入ってみたりとか、友達が16歳なのに働いてる飲み屋とか(笑)、カラオケもよく行ったな〜。
家出ていうのもよくやったな。北海道の釧網本線の小さな街に、友達の友達がいるっていうから、行っていたフリースクールの金庫をバールで破って、お金を盗んで行ったこともある、竹芝桟橋?からフェリーに乗って友達4人で釧路行きのフェリーに乗って、真冬の北海道まで行った。冬の釧路の町や、川湯温泉駅で電車がなくて線路伝いに歩いて行こうか、とか言ってたり。キタキツネもいたなー。
大阪まで鈍行で、キセルして行ったこともあったなー。一回も検札来なくて、何回か乗り換えて大阪まで行った。そこでも何だかわからないディスコみたいなとこに行って、大阪の不良のお兄さんと喧嘩しそうになったり、でもその後無茶仲良くなった。お父さんがパチンコの釘師してる友達の家に泊まらしてもらって、大阪でブルースとハードロックの話したり。
まあ子供の視点だからはっきりしないけど、とにかくあの頃は世の中の輪郭がぼんやりとして、ちょうど当時のテレビの解像度みたいだったな。細かいところは見えません、でも汚い所も見えませんみたいな。ぼわっとした昭和の終わりと平成の始まり。
-
前の記事
大田光(爆笑問題)が必要ない理由 2021.11.01
-
次の記事
あけましておめでとうございます。 2022.01.29