歴史の闇!!中国がなぜ国連常任理事国なのか?

歴史の闇!!中国がなぜ国連常任理事国なのか?

こんにちわ!たまおです!
今回は久々に社会派で行ってみたいと思います。

国連って知ってますか?もちろんほとんどの方は知ってると思います。
でも国連の歴史やどういう仕組みなのかあまり深く知らない方が多いと思います。
そもそも学んだところであまり面白くなさそうだし。

でもねっ中国を絡めるとなんか国連の闇がみえてきて、がぜん面白くなるんですよこれが!
(闇好き)

まあ国連の詳細についてはWikipediaにも載ってるんだけどすげぇわかりづらいので超簡単に要約します。

国連とは

第二次世界大戦が終わった1945年に大きな戦争をしてしまった反省を踏まえ、こういう事が起こらないようにって事で、戦勝国が中心となって作った組織なんだけど、一番メインとなるのが安全保障理事会。
安全保障理事会は常任理事国が5カ国と非常任理事国10ヵ国で構成されている。
国連には世界中の193もの国々が参加しているんだけど、安全保障理事会に参加出来るのはたった15カ国なんだね。
そして常任理事国は常に参加出来るけど、非常任理事国10カ国の席は2年に一度行われる投票で選出されないといけない。
ちなみに現在日本はこの席には選出されていない。はっきりいって常任理事国以外は蚊帳の外と言っても過言ではない構造。

ちなみに常任理事国は
・アメリカ
・ロシア
・イギリス
・フランス
・中国
の第二次世界大戦の戦勝5カ国

そして安全保障理事会のおもな任務は、国際紛争に発展しかねない紛争や事態の平和的解決。当事者に対する勧告、調査や仲介、戦闘に発展した場合の停戦指示、和平プロセスの支援というお題目。
だが、常任理事国が一国でも拒否権を発動すると採択できないシステムになっており、常任理事国に都合の悪い問題はことごとく拒否され機能不全に陥ってる。ロシア(ソ連)アメリカの拒否権行使が群を抜いて多い。

 

なんか、この時点ですごい不公平感が漂っている。常任理事国ズルくね?アメリカやロシア(ソ連)、それに当時大国だったイギリスが入ってるのは戦勝国って事で理解できるけど、なんで中国がはいってるの?フランスも大戦じゃ影薄くなかった?

しかも中国に関して問題だと思うのが、発足当時は中華民国が常任理事国だった事。中華民国って台湾だよ。

中華民国は1971年アルバニア決議
によって、中華人民共和国に常任理事国が変更され、国連を脱退する事となった。
それまで1945年から1971年までの間、正直大国とはいえない台湾がアメリカと同じ力を与えられていたというのは今から考えると不思議な話だ。

まぁ、もともと中華民国が正当な中国っていう認識がアメリカ側にはあったわけだからなんとなくわかるけど、同じ国の中に2つの中国があるという中途半端な状態で島に押しやられた片一方が世界的な責任を握る常任理事国というのどうにも解せない。もちろん中華人民共和国だって国としてどうかと思うけど。

国連常任理事国の闇 個人的見解

まぁとにかく中華民国を常任理事国に入れた時点で、国連なんて眉唾もののお飾りで、実質的にはアメリカとソ連(ロシア)による覇権争いの道具に最初から使われたっていう事だと思う。
結局、この常任理事国を決めたのは実質的にはアメリカ、ソ連、イギリス、つまり第二次世界大戦終結直後の3大国であって、
この3大国だけだと、国連というに少なすぎてあからさますぎるだろうってことで、ヨーロッパにおけるイギリス以外の大国…敗戦国のドイツ、イタリアを除くと唯一のフランスを入れ、
ヨーロッパ諸国とアメリカだけじゃ世界って感じしなくない?という事で、アジアからひとつ、もちろん敗戦国の日本以外だと、中国しか思い浮かばんなぁ、でも共産国の中華人民共和国じゃソ連を利するだけだマズいだろっていうアメリカ、イギリスの思惑で中華民国になったという流れで間違いないような気がするんだけどどうでしょう?

それにしても、国連はホント問題の多い組織だと思いますよ。特に安全保障理事会は酷すぎる。以前も事務総長がもう70年前のシステムを改革するべきだと声明を発表してました。
でも、ぜんぜん変わってません。アメリカやロシア、特に中国がせっかく手にした超セレブな切符を手放すわけがないのです。
特にアメリカなんかは70年前中国がこんな制御不能な大国になると夢にも思っていなかったので入れなきゃよかったなぁと思っているでしょうね。

ウィグル問題なんかも常任理事国に中国が入ってる時点で、国連では対処不能ですもんね。

あと、国連には安全保障理事会以外にも経済社会理事会や信託統治理事会、国際司法裁判所があり、システムも異なっております。
あくまで不条理な常任理事国があるのは安全保障理事会ですのでお間違いのないよう。

ガザ地区の紛争における国連安保理の動向

最新の国連安保理の仕事といえば、現在軍事衝突が続くガザ地区の紛争問題だが、現在、中国が議長国で協議を行っている最中だ。(21年5/18)
イスラエルとパレスチナ双方の2国家共存による解決を求める意見の国が多数だが、イスラエル寄りのアメリカの動向しだいでは15カ国全ての合意が得られないので、中国は「ある国の妨害で安保理は一つになれない、米国は自らの責任を自覚し、公正な立場で安保理が事態の緩和に取り組む事を支持すべきだ」と批判し、当然アメリカ側はこれに反論。紛争を解決するはずの安保理内で新たな紛争の芽が生まれるという皮肉な構図になっている。

国連の安全保障理事会がもう少しまともになれば世界の紛争はだいぶ減るのは間違いない!!