民泊やらairbnbに関わってしまった話
ども、たまおです。
最近好調なんですよ。
何が?って、
なんでも屋がね、好調なんですよ。
なんでも屋って世間じゃ便利屋といわれてる稼業ですがね。
これが結構色々へんな仕事が舞い込んでくるんです。
実は今まで言ってませんでしたが、副業で一年半くらい前から便利屋を勝手にはじめてたんですよ。
一応月5万は便利屋で稼ごうと思ってたものの、現実はそんなに甘くなく、
台風前に屋根のトイ掃除をたのまれちゃぁ
晴天の日に屋根登って、ペンキ塗りたてのツルツル屋根に落っこちそうになって靴脱いで足の裏ヤケドして2000円とか…
なんだこりゃぁ、全然稼げねーじゃねぇか〜っ、て感じで、女房に「さっさとコンビニで働け💢」とか嫌味を言われつつここまでなんとかダラダラきたんだけど、
風向きがどうやら変わってきたみたいなんです。
発端は一本の電話からでした。
「こんにちは。弊社が今度そちらの近くで、いわいる民泊物件をオープンするんですが、もし家の補修や機器のトラブル等で必要になった時、駆けつけて来てくれるサポートの方を探しておりまして…」
面白そうなんで、是非ともやらせて下さいって即答しましたとも。
で、立派な企業なんで契約書やらなんやら色々やり取りしたものの、何ヶ月経ってもなーんの音沙汰も無く、
「そういえば苦労した割に一銭にもなんなかった仕事があったなぁ…」なんて忘れかけていたら、
「今日、掃除お願いします!!」
と突然電話がかかってきました。
聞けば今日もうお客の予約が入ってて15時までに終わらせて欲しいとの事。
急いで行ってみたら、山奥の湖畔に建つこオシャレな一軒家。庭にはカマドがあってピザが焼けそうだしバーベキューセットもあっていい感じ。
部屋には、ハンモックやらプロジェクターやらスクリーンでもってネット動画とか見れるようになっていて2階建てで結構広い。
部屋に入るとiPadが置いてあり、後から知ったのだが、ステイする客はこれで顔を写してチェックインするらしい。
うーんハイテク…
早速、置いてあったBOSEのアンプを勝手に使いiPhoneからお気に入りのバーズのミスタータンブリンマンをair playして爆音で掃除開始!
こりゃ美味しい仕事だぞ。また入らないかなぁ…なんて思ってたら、その2日後また、
「すいません!!また掃除お願いします!!」
と電話がかかってきた。
「あれ?俺は工事とかトラブル対応なんではなかったのかなぁ」
ってちょっと思ったけど、仕事でお金が貰えればなんでもOK。なんでも屋ですから。
で、その日仕事が終わったら、これからは専属でこの物件をお願い出来ないかとの事。
もちろん即OK!多分今まで雇ってた人が急に辞めちゃったんだろうね。
そこで面倒な契約書をまた交わしてちゃんとした形で継続的に仕事をもらう事とあいなった。
で、向こうのやり方で仕事する事になったんだけども、
仕事は全部スマホのメッセンジャーや専用サイトでもってメッセージや写真を交わしつつ進めて行く感じでもうハイテク。
最近創業した若い会社で社長も僕より全然若い!
当然、僕の担当者も若い方で、鬼のような速さで次々とメッセージが届く。
それにちまちまピコピコ返信してたら、全然仕事が進まない!
挙句の果てにようやっと終わって残業申請してみたら、
「なんでこんなに時間かかるのですか?仕事の進め方に問題ありますね。」ときたもんだ。世代格差ってぇ奴を感じますねぇ。
それにしてもこんな人里離れた田舎の物件にそうそうお客が来るもんかなぁ。と思ってたら、週一以上のペースでお客が来て仕事が以外と入る。
最近それ以外の便利屋の方も忙しいし、なんだかいい調子になってきたぞという感じだ。
女房も「コンビニで働け💢」と怒らなくなり、ニコニコ犬と戯れている。
良かった良かった。
民泊業界について調べてみた
で、この「民泊」業界ってどうなってるのかなぁと思ってちょっと調べてみた。
これがもう完全にIT系なんですね。そして使うのは圧倒的に外国人。
要するに最近流行りのインバウンド×ITの合わせ技だと思えば間違いない。
え?ちょっとざっくり過ぎる?ではきちんと説明しましょう。
日本に観光しに来る外国人→
安いけど融通が効いてリッチな感じの宿に泊まりたい→
ここで登場airbnbというサイト&アプリ→
スマホでカンタン宿手配&お会計→
無人の家に来て、置いてあるiPadからチェックイン→
勝手に泊まって勝手に帰る→
オイラのスマホに通知来て、片付け&次の予約通りにセッティング
という流れなワケだ。
え?ますますわかりづらいって?
このairbnb(エアービーアンビー)というサイト(アプリ)には世界中の普通のホテルやゲストハウス以外の、いわいる民泊物件が沢山登録されていて、それこそ狭いワンルームから広いリゾート型の一軒家まで全国各地の物件から色々選べる。
そして予約や手配から支払いまでネット上で超お手軽に出来てしまう。
登録されてる部屋や一軒家を提供するのは一般の人が多い。
今までなら余ってる部屋や家は不動産屋とかに頼んで家賃収入を得るしかなかった。
でもスマホIT革命により「民泊」が登場して最近ようやく日本でも法的に認められるようになった。
で、余ってる物件があれば晴れて宿として人に使ってもらって収入を得る事が出来るようになったってワケだ。
だけども一般人がairbnbに登録したり、ましてや離れた所にある家を宿として運営していくのは大変だ。
そこで登場するのが、「民泊代行サービス」
民泊代行サービスの会社はオーナーから物件を預かり、airbnbに載せて人を集め、物件を運営管理し、利用があれば料金の一部を手数料として取り、残りは棚ぼた式に何もしてないオーナーに還元されるという形で、まさに今までの不動産仲介業者のような役割を担っている。
でこういった民泊運営会社は物件のスタートアップ時こそ自分達が直接関わるけど、その後の維持管理に関してはクリーナーと呼ばれる外部スタッフを使う。
言い方悪いけど本社からスマホを駆使してクリーナーを遠隔操作し、運営していく感じ。
それにしてもこの仕事を始めて3ヶ月以上になるけど、一度も民泊サービス会社の人と会った事がない。
スマホだけで仕事とお金のやり取りをして、物件の専属管理人みたいになってしまってるからなんか凄い。
完全にITテクノロジーのなせる技だ。
まぁそんなわけで、民泊っていう業界は表側の利用方法から裏方の運営方法まで全てがスマホとインターネットで完結してしまってるとんでもなくイマドキな業界だったのだ。
実際どんな人たちが利用してるのか
でもどれだけデジタルでもってIT化したって、利用しているのは生身の人間で片付けをしているとアナログ的発見があって面白い。
僕の見立てでは利用者はほぼ中国人と韓国人などのアジア圏の人たちだ。
日本人の利用はまず無いようだ。同じアジア人でもスマホ感度が高くて先進的サービスを一般人もガンガン受け入れる中国や韓国等の東アジア人と、昔ながらのサービスで満足してそれしか使わない日本人の差が感じられる。
そして、驚く程綺麗に部屋を使っていく。
正直、あっちの人はマナー悪いよね、特に中国人のトイレマナーとか…と勝手に思っていたのだが、ここに来る人は日本人よりよっぽど礼儀正しいと思う。
ゴミはみなさん分別して出しておいてくれるし、スリッパまで揃えてくれる人もいる。
これは間違いなく僕の「おもてなし」を込めたまごころクリーニングが伝わり、それに対するアンサーなのだ!と勝手に思う事にしている。
あと、僕の知らない日本の楽しみ方を知っている。
この前はプラモデルの空き箱と切れ端が綺麗に折りたたまれゴミ袋いっぱい大量に入っていた。
しかも萌え系ガンプラ!
こんな美少女系のガンダムあったのか!どこで売ってるの?
それにしてもこんな寂しい湖畔の一軒家で一晩でこれだけのプラモを作るとは……。
恐るべし訪日外国人……
あとこの前は、焼肉やキムチのパーティの後の残骸と一緒に大量の古い空き缶や空き瓶が分別され入っていた。
どうやら近くの水辺のゴミ拾いを大規模にやったらしい。
残したゴミの事を書くのは泊まった人に失礼だし、プライバシー的に問題があると思うけど、あえて書かせて頂だいた。
ゴミは嘘をつかない…。
ゴミの汚さよりも、自分の隣国の人を見る色眼鏡の方がよっぽど汚ないと思った次第なのでした…。
(諸事情により写真はイメージです)
-
前の記事
アップルを救い 歴史に封印された男 Apple初代社長 マイケル・スコット 2019.11.09
-
次の記事
Life is Strange 2019.11.27