スマホの個人情報を守れるサービス紹介!③検索エンジン「DuckDuckGo」紹介!

スマホの個人情報を守れるサービス紹介!③検索エンジン「DuckDuckGo」紹介!

はい、タマオです。前回からの続きですよ。

前置き…僕の好きなGoogleは!

僕はインターネットの検索サービスはずーっと昔からGoogleを使ってました。それこそGoogleが日本でサービス開始した直後からYahoo!なんて古くさい!Google超いいよ!と言って使い始め、周りにも勧めまくってました。

そんなGoogleファンの僕はGoogleが新しいサービスをローンチするたびに今度はどんな凄いサービスなんだろうとワクワクしてきました。

Gmail、Google Map、Google Earth、Googleドキュメント、etc、etc、、

Gmailではメールを見るのにいちいちメールソフトで設定したり自分のパソコンからしか見れない不自由さから開放されましたし、Google Mapは地図オタクの僕をとりこにしGoogle Earthで世界中の風景の中を冒険しました。

そして僕がGoogleを使い始めて10年以上立つ頃、Googleはあまりに便利過ぎるがゆえにネットを使う多くの人に使われるようになり、インターネット上で絶対的な権力を手に入れました。

そしてスマホの普及により、インターネットは世界中の殆どの人が使うようになり、ネットの世界は現実と強くリンクするようになりました。

Google自体は昔と変わらず「邪悪になるなかれ」というモットーを貫いているとしても、周りの状況が以前と180度変わってしまったのです。

簡単に言うとGoogleはインターネットの理想があったピュアな世界から、この善も悪も一緒くたの現在の地球社会全体に取り込まれてしまったのです。

そしてGoogleを会社として維持している原動力は「広告」です。広告を色々な企業に売る事でGoogleは稼いでいます。

つまり本質は広告代理店です。

みんなに無料で開放しているGoogleのサービス…Web検索やWebブラウザ、Google MapやGmail、Googleドライブ、極めつけはスマホのOS、Android…数々の便利なサービスはGoogle広告の価値を高める為の撒き餌にすぎないのです。

仕組みはこうです。みんなに無料でGoogleの便利なサービスを使わせる事でGoogleは膨大な個人データを収集します。

これは2019年アメリカで政治問題になり広く知れ渡りました。スマホの位置情報サービスをオフにしていても4分に一回常にGoogleに位置を把握されているのは驚きでした。また未成年者の様々な履歴も事細かくデータベース化されていました。

いつどういうサイトを見てるか?なんの商品を買ってるのか?夜どこで寝て、昼はどこに行くのか?交友関係は?何の仕事?etc…

そしてそのビッグデータをA.I.解析する事で使っているユーザーが感心を持っている広告だけをピンポイントで画面にさり気なく表示させるのです。

これがGoogleのトラッキングの技術です。

その広告枠は非常に効果的なので高値で企業に売れます。

とても良く出来た仕組みです。

でも、これがどんどん進んでしまうとどうなるのでしょうか?

以前インターネットの歴史を書いた時参考にしたインターネットの生みの親、ティム・バーナーズ・リーの言葉を思い出します。

「ネットの歴史」WWW、World Wide Webを発明したティム・バーナーズ=リーの言葉とその歴史

「何年も前に多くの人が接続していたウェブは、今のユーザーが目にするものとは違っていた。かつてはブログやウェブサイトが豊富にそろっていた。いくつもの選択肢があった。今では、小数の支配的プラットフォームが強大な力によって選択肢を奪っている。こうした権力の集中は、新たな支配者を生み出した。そして、一握りのプラットフォームが、人々に閲覧され共有される考えや意見を選別することが可能になっている」

そうです。もしGoogleの大広告主が独裁的な思想を持った政治団体だったらどうなるでしょう?

過去の正確な史実を調べたくても、なかなか検索にヒットしないで、独裁的な政権の得になるようなサイトばかり(実は広告)が上位に表示される…なんて事になりかねません。

いや、実はもうそうなりかけています。
以前僕が表現の自由について考える ②という記事を書く時に「日本憲法 作った人」というワードでGoogle検索したのですが、その時上位3つに表示されたサイトは残念ながら正確な史実を説明しているサイトではありませんでした。

Googleはただ単にサイトを紹介するだけで、その中身までは責任はないのでしょうか?
しかしWeb制作者に対するGoogleの説明では、正確な記述をしているサイトほどページランクが上がる、との記述があります。
これはたまたまかもしれませんが、歴史問題や世界情勢的に微妙な情報を調べているとこういう事は多々あります。
大抵が体制側に都合が良いサイトが上に来る印象です。

表現の自由について考える ②日本の憲法ってアメリカからの押し付け憲法なの?

まぁ、都合が悪いサイトが全部隠されてしまう中国に比べればこれでも天国なのでしょうが、変な居心地の悪さを感じてしまいます。

でも、それが嫌だったら話は簡単。
Googleのサーチエンジンを使わなければいいのです。

脱GoogleすなるならDuckDuckGo

2019年アメリカではGoogleのトラッキング問題が政治的にも注目されネットに居心地の悪さを感じてる人は世界中に増えつつあります。

それとともに、Google以外の選択肢を提供するサービスが増えてきたのです。

Web検索サービスで唯一Googleに対抗できるのがDuckDuckGoです。

Webサイトだけではなく、スマホアプリもあります。(AndroidiPhone

いかに個人情報を収集しないかをテーマに開発されているサービスです。

確かに検索精度はGoogleに劣りますが、最近日本でも使う人が増えたためか少しづつよくなっています。
ちなみに先程の「日本憲法 作った人」で検索した所、割合正確な記述が3番目に来ました。あんま変わらんな…

DuckDuckGoからGoogleの検索結果を見れる!

実はDuckDuckGoからGoogleの検索結果を呼び出せる便利な使い方があります。

やり方は簡単、検索する時、!g もしくは g! の文字列を検索ワードのどこかに加えればいいだけ。
検索ワードの前でも後ろでも何処でもかまいません。
しかもこの方法でやればGoogleにトラッキングされる事はありません。

この方法を覚えると一気に「使える」検索サービスになります。
ちなみにAmazonの商品だけを検索したければ、!aやa! ウィキペディアの記事だけを検索したければ、!wやw!と色々応用が効きます。

どうです、結構便利そうでしょ。

最近使っている人も随分増えているようで、4月に一人だけDuckDuckGoで検索した人がReedsSpaceに初めて来たのですが、7月はもう8件もDuckDuckGoから来てぃます。(念の為…トラッキングはしておりません、サーバーのウェブ解析データをみております。同じなのかな?)

DuckDuckGoの一番簡単な使い方はお使いのウェブブラウザアプリの設定メニューからデフォルトサーチエンジンをDuckDuckGoにする事です。

でもGoogleのWebブラウザを使ってたら、DuckDuckGoで検索してもそこまで意味はありません。

前回紹介したVivaldiウェブブラウザDuckDuckGoを使えばかなりナイスです。

Vivaldiの設定メニューからデフォルトサーチエンジンをDuckDuckGoに変えれば、追跡される心配がかなり減ります。(完全ではないです)

DuckDuckGoは個人情報を最大限保護してくれるブラウザも作ってる

トラッキング追跡からの心配をとにかく無くしたいのであれば、DuckDuckGoウェブブラウザを使うのが一番です。

でも、トラッキングを阻止する力が強すぎて、ショッピングサイトは毎回パスワードを入力しないといけないので不便です。

DuckDuckGoブラウザはサイトを見た履歴すら残してくれません。

でもGoogle Chromeでプライベートブラウジングをしても、家族や自分が見たインターネット履歴が辿れないだけで、Googleのシステムには追跡されてるそうです。

なので、お恥ずかしいサイトを見る時はDuckDuckGoブラウザを愛用しています。

あとVivaldiブラウザには翻訳機能がついてないので、翻訳する時だけGoogle翻訳にアクセスするので、それもDuckDuckGoブラウザにおまかせです。

好きなサイトをスマホのデスクトップに置ける機能があるので、Google翻訳をデスクトップにいつも置いてます。

あとインターネットを見てる時、常に上部へどれだけのトラッキングや広告をされているかを表示してくれます。

上の「B」がそうですね。

ちなみにDが最悪でAがなにもトラッキングされていないクリーンな状態です。

そしてこのアルファベットをタップするとどれだけ保護したか教えてくれます。

これだと「D」から「B」のレベルまで保護したよって事ですね。

よく見ると40件以上のトラッキングから保護しましたなんて出ていて結構驚きです。

ちなみにVivaldiブラウザでも上部の盾のマークから同じ様な情報が見れます。

DuckDuckGoブラウザを使ってるとどれどけネット界が欲望にまみれたサバイバルワールドかという事がよくわかります。(笑)

reedsspaceにもトラッキングの表示が……!

か、改善します…(反省)

DuckDuckGoウェブブラウザのダウンロードはこちら

AndroidiPhone