懐かしの曲ってやっぱ懐かしい。

懐かしの曲ってやっぱ懐かしい。

なんかもう、マスクレスで電車乗れない世の中で、そのマスクは普段300円くらいのやつがAmazonで1万円ってヤバイよねー。

あ、ミスターペイシェントのおじさんです。おひさ。

youtubeの広告が嫌だから最近プレミアムに登録したらハイパー快適だね。世の中カネだね。ネットの快適も都内のマストアイテムのマスクも金があれば転売モノでもなんのその。(転売マスクは高すぎて買ってないけど。)

そうそう、なんか安価でよいWindowsタブレット無いかなって探してたんだけど、surfaceは高杉だし、どうしようかなって思いながらASUSのTranceBookってやつ買った。

CPUも雑魚クロックでRAMも4GBで内蔵ストレージも64GBしかないクソマシンだけど、今のところは不便なく使えてるよ。ただやっぱ重いよな。通勤中の時間に調べものしたり簡単な書類くらいは作成したり、ワンチャンPIC用のプログラムもコーディングしたい。ってのが目的だったんだけど、まだ一回も持って出かけてないw。

で、今日はね。やっぱこう、昔聴いてた曲って誰にとってもいいよね。って話ね。

僕はいわゆるプログレッシブロックってジャンルが好きでよく聴いてたんだけど、そもそもこのジャンルの曲ってダサいんだよね。ほんとにこう、車でかけてたら窓を開けたくないような感じのものね。なんなら電車の中でイヤホンで聴いてると、実はBluetoothバグって外に音出てんじゃね?って気持ちになってちょいちょいチェックしちゃうくらいにハズいサウンドばっかりでぇごぜぇやす。(by ゼリーさん)

中でも秀逸にダセえバンドで、CAMELってイギリス人(一応ロックだしプログレなんて特にイギリスものばっかりなんだけど。)の人たちがいて、それとかめっちゃ好きだったんだよね。まぁどれだけダセえかっていうと、

https://www.youtube.com/watch?v=El9GSoOvcD4

これなんていかがでしょう?

タイトルがすでに「Lady Fantasy」(レディーファンタジー)だからね。もうこれだけでズバ抜けたセンス感じるでしょ?

イントロから~デロレロレロ、デロレロレロ…♪ なにやらアナログシンセがシ♭ファシ♭ファ…とピッチの悪いIQ低めのシーケンスをうなった後、すかさず入るこれまた赤面必死のギターフレーズ。この熱血球児系のフレーズがダッセえパーカッシブオルガンとのユニゾンに変わり、ああこれで恥はかききったと安心するもつかの間、往年のシャ乱Qばりの中二系コードワーク、そして畳みかけるようにアンドリュー・ラティマーさんの甘いボイスが満を持してin。(アブ刑事の舘ひろしばりの甘いボイス)ボーカルの合間の拍を埋める合いの手もこれまたダサイ!

いやー、、、、、たまらん!!!!

やっぱええわ~^^CAMELディスるやつは俺が許さん!!

3:51当たりとか、5:09当たりの展開も、こんなことはプログレッシャーからしたら何の違和感も感じないんだけど、普通はどうなんだろう。

しかしなぁ、これラティマーさんあたりが通りで見かけた貴婦人のババァに惚れて作ったんだろうな。それにしちゃなげぇな。まぁプログレだからな。って曲。歌詞もわかる範囲で理解するには昔の高校生でも書かないくらい恥ずかしいっぽいし。

でもこのCAMELね、何が良いって他の曲も聴いてもらったら分かると思うんだけど、リズムの二人が良いと思うの。ドラムとベースの人ね。

ドラムは確かアンディ・ワードって人で、ベースは忘れた。この二人のことは全然詳しく知らないけど、カンタベリーミュージックの系譜だと思うからまぁそっち系なのかな。(どっち系だよ!?w)なんていうか、ロックフォーマットの基本が綺麗なんだよね。ベードラとベースって合わせるじゃない?それが凄く気持ちよくできてるし、ハット開きアタックとベードラアタックやってすぐに16分くらいで閉じるやつ、ドシドシ!ってやつね。(ファンクとかで多用されるやつね。)あれが好きなんだけどあれいっぱいやるし、あとね、メロディーがロングトーンで伸ばしてるときにベースが凄いのびのびと同一ノートで「デーデデーデーデデー…」ってやってるところとか多くてね、そういうのが凄い好きだった。

今聴いてもやっぱり好きだな。

あ、うわ!今勝手に次の曲行って、「Nimrodel」って曲に行ったんだけど、これもまたもう、まんが日本昔話みたいなメロディで、ほんとにどこに出しても恥ずかしいんだけど懐かしいなぁ、あーほんと好きだわーキャメル。

とまぁこんな風にコッソリ聴いて楽しむ系のジャンルなんだけど、プログレってね、なんていうか普通のロックフォーマットでは収まらない編成が多くてね。例えばなんだけどプログレの中でもいくつかジャンルが分かれてるんだけど、その中でも生え抜きにダサい種類があって、そう、シンフォニックロックっていうんだけどね。困ったことにこのジャンルも凄い好きでね。車の中でかけると、女房から「ナニコレ、スーパーマーケットのBGM?」などと誇り高いプログレッシャーの尊厳を奪い去るような心無いコメントを頂戴することになるような、そんなジャンルだんだけど、その中でもやっぱりRenaissance(ルネッサンス)とTHE ENID(エニド)ってのが大好きで、もうほんとに好きでね。

ルネッサンスでは「Novella」(ノヴェラ)ってアルバムで邦題「お伽噺」ってのが有名なのだけど、これとか凄い聴いたな。このルネッサンスは音大の生徒で構成されたバンドで、楽曲中にたまにクラシックのスコアを混ぜてくるんだよね。ブラームスとか。

でもね、何が良いって、凄いってボーカルのアニー・ハズラムさんですよ。もうね。これは一回聴いてほしい。音域といい声質といい突き抜けてるからホント。

ノヴェラだけ貼っとくよ。

https://www.youtube.com/watch?v=eQ4sZ9JPZ64

あとこう、シンフォニックとプログレの両方の美味しいとこだけを抽出して固めると、こうなる。

https://www.youtube.com/watch?v=hsMQfw_0L0s&t=107s

きたー!エニド!の「Six Pieces」ね。

冒頭から1:20当たりでもう頑張り過ぎっての分かると思うだけど、いわゆるこういう感じね。いいでしょ?エニドはこういうキメキメのところも良いけど、緩急のところの緩のところもセンスが良いんだよね。マニュピレーションも素晴らしいしかなり耳の良いエンジニアが付いてるんだと思う。全体的に電気の使い方が卓越してるし、当時としてはほんとにハイレベルな音作りだと思う。

こんな感じにyoutubeでノスタルな音聴きながら調べものしたり資料作ったり回路繋げたりしている明日休みの深夜の時間が、たまらなく好きだ。夢も情緒も眠気も静けさもタバコの味もすべてが良い。

って話。

よかったらプログレ聴いてみてね!

プログレッシブロックって、「進化したロック」って意味になるけど、このジャンル自体がもう古いジャンルで今は無いってのが良いよね。60~80年代くらいまでのジャンルなんだけど、現代からしたら、「当時としては進化したロックで、今は古い音楽」って位置づけになるよね。