東アジアの未来ってどうなるの？

今日、韓国人のグループと飲んできた。一人の友だちを介してそのグループとカラオケを韓国料理屋で楽しんできた。年齢は４０代ー６０代位。みんないい人、盛り上がって楽しい飲み会でした。

ただ一点今日思い出に残るのは、私がテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」を歌った時に、一番年上の人が最後のサビを日本語で歌ってくれたこと。我慢して、我慢できないから歌う！みたいなのりだった。それまではみんな韓国曲。私も遠慮して英語曲。同じ人が最後に冗談ぽく「Fighting for Japan」と乾杯しながら。これが今の日韓関係だよな、と半分分かっていたけど納得。

この年代の人にとってはテレサ・テンはアジアで流行った曲。どの国の人もメロディーは知っている。でも日本語で歌うことはみんなの前でいけない・ルージュマジック。

そんなことをツラツラと南アジアの辺境のタクシーの中で考えながら帰ってきました。

そう。どうでもいいんですよ！この人も私も、私の友達も楽しんで歌を歌いたい。反日とか嫌韓とかは時代の表面のこと、テレサ・テンの曲を覚えてる記憶や、つい歌いたくなってしまう感情の方が一般市民にとっては大事で、年を取ったからって我慢する必要ないんです。

私も今日は「愛の落下傘」という韓流ドラマでインド人と韓国人と盛り上がり、タートルというかっこいい韓国のユニットの名前を覚えてきました。

ここから少し政治的になりますが、こういった個人の自然な友好的な感情を阻害する政治的な流れは、どういった点でメリットを生み出しているのか？という点と、経済的、政治的にも東アジアという地域でいがみ合っているのはプラスには決してならないという点です。

EUの例を出す必要もないですが、ACEを発足させた東南アジアも然り。隣国や近隣諸国のいがみ合いを続けるより、経済共同体として協力し合うほうが、確実に大きなメリットを地域に生み出すのは必然。

東アジアは以前先進国でした、中国、日本、韓国とそれぞれの文化が確立していて、領土争いをしていて、西欧列強にどう対処するかで様々な苦渋を飲まされ、戦ってきました。

現在東アジアは社会主義で巨大な経済圏を持つ中国、プーチンのロシア、北朝鮮、台湾と中国、香港と中国、日本と韓国の関係悪化とそれぞれの国は発展を迎えてますが、隣国との関係性は最悪といってもいいでしょう。様々な問題が噴出しています。お互いの国のエゴがぶつかり合ってます。東西冷戦は終わったというのに。

東アジアの国の未来はお互いのエゴを乗り越えて、妥協点を見つけて、様々な問題を乗り越えて経済、政治的に安定する地域を構築する以外にありません。ソレ以外は未来がないと思います。

世界各地で経済共同体が構築されているが東アジアにはありません。

韓国、北朝鮮は一つの国になるべきだと思います。中国は民主主義を取り入れ、台湾と香港の問題をあきらめ、新たなステージに入るべきです。あれだけの中華圏人口（世界中に広がる中国人の人口）を持つ国は絶対に社会主義で民主主義陣営と対抗しては２１世紀には生き残れません。中国人の中からそれを崩すものが出てくるはずです。

テレサ・テンの歌が東アジアを超え、アジア全体に広がったように、人々のつながりも政治体制を超えて繋がっていくはずです。いや、すでに繋がっています。後は国家(souverign country）という２０世紀の遺物にエゴを捨てさせればいいのです。

東アジアの２１世紀の課題は地域経済共同体や関税撤廃、人の移動の自由などヨーロッパが作った新たな体制をここで作れるかということにかかっていると思います。東アジアは政治的、地政学的には最も不利な位置にあると思います。

しかし、それは中国、ロシア、北朝鮮を脅威として捉えた時です。これらの国と共に発展する東アジア経済圏を考えた時、中国は巨大な経済圏ですし、統合された朝鮮は資源豊富でテクノロジーも持つ国家としてヨーロッパ以上のポテンシャルを持つ地域になることは間違いないでしょう。

アメリカは地政学的にはカナダとメキシコだけが隣国で非常に安定しています。（だからキューバが危機だったわけだけど）、ヨーロッパは戦後、EC→EUに各国を編入する形で発展してきました。東南アジアは様々なコンフリクションがあるし、経済的な発展度合いも各国違うし、宗教的な違いはあれど、中国のような大きな政治制度の違いや、北朝鮮の様な爆弾国家はありません。

東アジアってすごく人の教育レベルも高いし、国家の歴史や、経済規模も大きいのに、狭いエリアで歴史的、政治的な衝突で損している気がするんすよ！中国さんも覇権よりも地域の発展、協働を考えたほうが絶対に得するはず。ジョンウンもな！

西欧やアメリカとの利害抜きでこの地域の安定を考える時機がこの世紀中に必ず来るはずだし、それが２１世紀のターニングポイントになるはだ！と確信した夜でした。

コロナは早く終わらせたい！