空襲警報、地位名誉、アナログ、ブルガリア、常夏
- 2019.01.28
- エッセイ
空襲警報
24世紀終わりに変わり果てた人類が経験する変わり果てた戦争では、先の大戦と同じ様な空襲警報が鳴り響くのだろうか、それともラッパが鳴らし立てられ奇妙な音が空を覆うのだろうか?
地位名誉
地位と名誉って傲慢とか嫉妬とか強欲と類義語だと思っていた。でも大きくなるうちに全然違うんだよって言われ続けて、そうなのかな?と思い始めてもう30年くらい経つ。
アナログ
ゴミがなくなっていく、ノイズが無くなっていく、時間が切り刻まれていく、無駄が省かれていく、感情が殺されていく、人がいなくなっていく!アナログがなくなってゆく!
ブルガリア
ブルガリア出身のモデルは肩をすくめて長く豊かな髪の下で猫のように媚びている。確かな国境を持たなかった人々は混血を繰り返して来たという。大きな陸地ではもう誰がどこの土地の主か、どの国が誰のものか、彼女がどの国に属しているのか、わからなくなってすでに数千年が経っているという。
常夏
常夏の島のビーチで感じたエクスタシーは永遠に固定された結晶となって冷たく胸のうちに封印されているんだろうか?!熱かったのは自分の裡だったのか、それとも温度だったのか?
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