インドの外国人料金 ぼったくり?それとも適正料金?
難民申請はなかなか通らないらしいけど、外国人に優しい日本。インドに暮らしているとそう思うときがある。WIFIはただで使わせてくれるし、JRは新幹線まで乗り放題の安いJapan rail pass、最近は高速道路まで安くなるらしい。
http://www.japanrailpass.neth
ttps://www.driveplaza.com/trip/drawari/japan_expass/
いろいろな外国人観光客への特典が日本にはあります。しかし!ここインドではForigner is money と思っているのではないか?というくらい外国人には厳しいです。なんとタージマハールの入場料はインド人料金の38倍もの入場料を取られてしまいます。また観光地の土産物屋に行けば、地元の人と同じ金額で買うことはまず不可能でしょう(まあ、インド人観光客もボラれているという話もありますが)。
私としては、この扱いの違いが、どういう価値観の組み合わせで出来上がっているのか?を考えてみたくてブログを書きました。まず前提条件としてあるのが以下の事柄かな〜?
1.日本とインドの収入の差
2.自国に来る観光客の平均所得
3.公平感に関する常識、価値観の違い
日本の平均所得は約420万円、インドの平均所得は約19万円と言われている。実に22倍!!タージマハルの入場料は38倍だから、さらに上行ってるけど22倍はすごい。ただこれは地方の貧しい人たちも入れての年収だから、タージマハルに観光しに来る人はもう少しいいかも。
自国に来る観光客の平均所得については、千差万別で、ファクトないですが日本に来れる人の方が平均所得は高い、日本のビザは新興国の人に対しては、未だに銀行の残高見せろっていうのがありますからね。ただここで思うのですが、ちょろっとネパールやバングラデシュ、スリランカからインドに観光に来たそこまで年収が高くない人に対しても38倍請求してしまうのかな?ってとこ、一生懸命お金を貯めて来たネパールの人にも38倍請求してたら、それが一番かわいそうな気が。。。。
公平感に関しては、日本人はどちらかというと所得に関係なく平等に、差をつけるなら学生、子供なら割引ありでも納得する。対してインド人はお金を持っている人は払う、という感覚があるそうです。確かに道端でホームレスにお金をあげている人も多い、お金をもっているなら喜捨(バクシーシ)しなさい、という宗教的な感覚かな。欧米の言葉ではNobles obligeとでも訳せばいいのだろうか。
多分、お金持ち国の観光客が、貧しい国に訪れたら多少お金を落としてあげるのが、金持ち国から来た観光客の努めなんでしょう。昔のインドに比べたらボラれる回数も減ったし、Uberやネットのサービスを使えば現地人と同じ料金で観光できる。個人的に思うのはインドから富と労働力を収奪していたイギリス連邦は料金100倍にすればってことかな。タージマハルのガイドも「ここには宝石がはめ込まれていたが、イギリスに奪われて今は英国にある」と言っていたしね。
それにしても日本が外国人に優しく、私達の税金を彼らの観光に使っているのは、将来元が取れる計算がきっちりあるんでしょうね?ってこと。外国人観光客が増えてお金が落ちて、それがGDPに反映するんでしょうね?ってことです。なんとなく最近の日本は留学生/研修制度にしても、いろいろな法整備に穴があって保険証やいろいろな福利厚生が悪用されています、今後は見直されていくんでしょうけどね。
*ネパール人に関してですが、証拠はありませんが、ヒンディー語が喋れる、見かけがインド人ぽい、ファッションがインド人ぽい、で列に紛れればインド人料金になるに決まっています。だってインド人であることを証明しろって言わないと思いますから、入り口で。ということは!! 日本人も日焼けして、インド人ぽい服装で、ヒンディー語を多少喋れればインド人料金で入れるってことですね。
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